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代表者のご挨拶と自己紹介

はじめまして。この会の代表者を務めているMASAKI SATOと申します。

日本では一般的に苗字が先であり名前が後に続く、という書き方になると思いますが、私は個人的にも、この活動の趣旨を考えても、名前が先にあった方がよいと考えていますので、このように表記しました。

インクルージョン。これは日本語で「包摂」と訳します。日本政府は「包容」と訳していますが、この会ではその翻訳は使いません。皆様もこれからはインクルージョンとは「包容」ではなく「包摂」だ、と考えてほしいと思っています。

「包容」と「包摂」、何が違うのか?そんな疑問を抱いた方もいらっしゃるでしょう。

わたくしはそのあなたの疑問という直感こそ、あなたの才能を示していると感じます。

なぜなら、人権や共生、自由、自己決定などの概念は、全て「言葉で出来ている」からです。言葉こそが命なのです。

だから言葉に敏感であることは、人権にも敏感であるし、言葉に鈍感な人は人権を理解できません。

また、言葉は、時に人間が話す言葉や書く言葉は、人間だけが持つ高度な理性があるからこそ成り立ち得ます。

そして人権は、まさに理性から生まれます。人権は本能ではなく感情でもなく、理性から生まれます。

そのような意味で、人権を考えるとは、言葉について考えることでもある。わたくしはそう考えています。

 

わたくしはもう20年ほど、障害のある人を支援するボランティア団体を運営してきました。

例えば日本身障運転者支援機構や日本障害者モータースポーツ協会という団体は、私が構想したもので私が運営を主導してきました。

これらの団体は現在は、インクルージョンジャパンの傘下団体として、活動を継続しています。

また、介護事業や障害者福祉事業所での勤務を経験しています。

そして、これまでの活動の総決算として、自分の晩年の最後の仕事して、インクルージョンジャパンを作りました。

個別の人たちに寄り添うことはもちろんですが、残念ながらこの日本という国には人権もなければ共生もない。わたくしはこのような危惧を抱いています。

また、人権や共生、支援、寄り添う等の言葉の意味を、日本人は誤訳している。そう考えてもいます。

何故誤訳なのか?それはこれらの概念は明治時代の始まりと共に、日本へ輸入されてきたからです。江戸時代まで、この国には人権も共生もありませんでした。

そこへ急にやってきた西欧の概念。このまるで空から降ってくる雨のように襲来した西欧思想を、日本人が誤訳してしまうのも仕方がないかもしれません。

 

私がこの会の活動でしたいことは、この誤訳を改めることから始めたい。人権とは何なのか?共生とは何なのか?支援とは何なのか?寄り添うとは何なのか?

このような人権概念の中核部分を、改めて皆さんと一緒に考え、相応しい訳を作ってゆく。

このようなことができればと考えています。

 

私には本業がありません。この活動も他のボランティア団体の運営も重要な仕事ですし、社会活動家としての顔を持っています。

また小説家として机に向かうこともあります。

従って明確な職業を述べられないのですが、そういう私として受け入れてくれたらうれしいなと思っています。

 

今回は簡単なご挨拶で申し訳ないのですが、これからもブログという形で皆様に独り言を発信できればと考えております。

 

まだまだ、内容が書ききれていなくてご不便をおかけしていると思いますが、非常に少人数で運営されていることもあり、

少しづつではありますが前に進めてゆきますので、あきらめないで訪れてほしいと願っております。

 

代表 正樹 佐藤

 

 

 

2025年09月07日

改正障害者差別解消法の省庁別ガイドライン

昨年開催された障害者差別解消。民間事業者への合理的配慮の義務化が改正の中心になっています。

この改正を機に各省庁が所管する事業者を対象にしたガイドラインを作成、既存のガイドラインの更新を公表しています。

特に私たちが着目することは「従業員へ対する教育」が多くのガイドラインに共通している項目だという点です。

人権や共生を理解し実践するためには、教育が不可欠です。なぜならこれらの価値は西欧由来の概念であり、日本人の心には根付きにくい。

是非事業者の皆さんにこのガイドラインを読んで欲しいと願っています。

以下に当該資料へのリンクを置きますの、活用してください。

 

 

 

 

2025年09月10日